一般内科・総合内科|吹田市の内科・消化器内科・腎臓内科・糖尿病内科|かけはしファミリークリニック

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一般内科・総合内科

一般内科・総合内科|吹田市の内科・消化器内科・腎臓内科・糖尿病内科|かけはしファミリークリニック

内科について

内科について

一般内科では、日常生活の中で比較的遭遇しやすい急性症状や慢性疾患の継続的な治療とコントロールを行っています。また、専門的な高度医療が必要な場合は、専門の医療機関へご紹介し適切な治療を受けていただけるようにする役割も担っています。複数の症状が出ていて「何科を受診したらよいかわからない」といった場合など、お悩みの際はお気軽にご相談ください。

また内科の診療領域は広く、一つの分類として消化器、循環器、代謝・内分泌、腎臓、呼吸器、血液、神経、アレルギー・膠原病、感染症と大きく9つの領域に分けることができます。総合内科医は自身の専門性を生かしながら様々な領域の内科疾患の診療を行います。それと同時にこれら9つの領域にまたがるような内科疾患や、何かしら内科的な問題が疑われるものの、どの領域かわからない場合にも総合内科医は対応します。

内科の症状と疾患

このような症状と疾患の方はご相談ください。

  • 発熱や咳、痰、鼻水、のどの痛みなど
  • 呼吸がゼーゼーする、息苦しい、咳が長く続く
  • 頭痛やめまい、立ちくらみがする
  • 胸が痛い、動悸がする、息切れしやすい
  • 腹痛、下痢、便秘、お腹の調子が悪い
  • 吐き気、嘔吐、胃のムカムカ、お腹の張り
  • 食欲がない、最近疲れやすい、体重が減ってきた
  • 花粉症、蕁麻疹、喘息などのアレルギー
  • トイレが近い、排尿時の痛み、血が混ざる
  • 湿疹がでる、皮膚が乾燥してかゆい
  • 夜眠れない
  • 足がむくむ

内科の主な病気

風邪(かぜ)、感冒、急性上気道炎、急性咽頭炎

これらは、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、痰などを主な症状とする上気道(鼻やのど)の急性炎症をきたす病気です。頭痛、発熱、悪寒、関節痛、腹部症状、全身倦怠感、食欲低下など全身の症状を伴う場合もしばしばあります。原因微生物の大半はウイルスが占めており、上気道の粘膜から感染して炎症を起こします。きちんと治さないと、気管支炎や肺炎に進行したり細菌感染を合併する場合もありますので、しっかりと治療する必要があります。ウイルスに対して抗菌薬(抗生物質)は効きませんので、症状を抑える対症療法が中心となります。

インフルエンザ感染症

インフルエンザウイルスによる感染症で、季節性に流行します。感染してから13日間ほどの潜伏期間の後に、38℃以上の高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛などが現れ、咳、鼻汁、咽頭痛などの症状も出て、およそ1週間で軽快します。稀ですが重い合併症としては肺炎や脳症があります。他のウイルスによる風邪に比べて、全身症状が強いこと多いです。症状を抑える薬に加えて、インフルエンザに効果のある抗ウイルス薬(飲み薬や吸入薬)を使用します。

新型コロナ感染症

新型コロナウイルスによる感染症で、感染してから27日間ほどの潜伏期間を経て、38℃以上の高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状、咳、鼻汁、咽頭痛などの上気道症状が出てきます。およそ1週間で軽快します。稀ですが重い合併症としては肺炎があります。他のウイルスによる風邪に比べて、感染力が非常に強いです。症状を抑える薬に加えて、リスクのある患者さんでは抗ウイルス薬を使用します。

急性胃腸炎・感染胃腸炎

胃腸炎のほとんどはウイルス感染(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど)で、一部に細菌性(カンピロバクター、サルモネラ菌、腸管出血性大腸菌など)が見られます。ウイルスや細菌が付着した料理を食べたり、手指についたウイルスが口に触れることで感染し、幼稚園や小学校などで流行することも少なくありません。症状は下痢、腹痛、嘔吐、発熱が多く、治療は脱水を予防し、整腸剤、吐き気止め、解熱薬などを服用します。細菌性が疑われる場合には抗生物質を使用することもあります。脱水予防には、自宅で出来る経口補水療法(ORT oral rehydration therapy)が効果的です。

急性扁桃腺炎(扁桃炎)

のどの奥の左右両側にある扁桃が、細菌などの感染により炎症を起こす病気です。扁桃が赤く腫れ、白い膿を持つこともあります。扁桃炎の症状は、のどの痛み(とくにつばを飲み込むときの強い痛み)、発熱、あごの下や頚部のリンパ節の腫れなどです。治療は、抗生物質、解熱鎮痛剤などを服用します。

急性副鼻腔炎

鼻の奥の副鼻腔という場所に炎症が起きる病気です。風邪のウイルス感染のあとに続く細菌感染が原因のことがほとんどです。元々普段あまり症状がないような方でもアレルギー性鼻炎をお持ちの方が風邪をひくと副鼻腔炎になることがしばしばあります。症状は鼻水、鼻づまりに加えて、頭痛や頭重感、顔面痛、ほほの圧迫感や違和感、鼻の中に悪臭を感じる、匂いがわかりずらい(嗅覚低下)、鼻水がのどに落ちて(後鼻漏)咳がでる、などです。治療は、鼻水の薬、抗菌薬や副鼻腔の粘膜を正常化する薬などを使います。

膀胱炎

膀胱炎は外部から細菌が入り込み、炎症を引き起こします。症状は排尿時痛、血尿、頻尿、残尿感などが見られます。女性は尿道が短いため男性に比べて起こりやすいです。尿検査をして適切な抗菌薬で治療する必要があります。またしっかり水分を取り、おしっこを我慢しないことなど生活習慣の改善も重要です。

尿道炎

尿道炎は男性に多く、性行為により引き起こされることも少なくありません。排尿時痛や尿道口から膿が出てくることもあります。病原体としてはクラミジア、ウレアプラズマ、淋菌などがあり、リスクのある性行為によって感染する場合がほとんどです。いずれも尿検査をして適切な抗菌薬で治療する必要があります。

生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満症、心脳血管病)

生活習慣病とは、その名の通り生活習慣が原因で発症する疾患の総称です。不適切な食生活、運動不足、喫煙、過度の飲酒、過剰なストレスなど、好ましくない習慣や環境が積み重なると発症リスクが高まります。糖尿病、高血圧症、脂質異常症、肥満症、これらがリスクとなる心疾患、脳血管疾患、がんなどが生活習慣病とされています。自覚症状ないうちに病気が進行し、脳や心臓、血管や内臓などにダメージを与えていきます。その結果、ある日突然、心筋梗塞や脳卒中など、命に関わる重篤な疾患を引き起こすことがあります。

慢性心不全

心不全とは、心筋梗塞、心筋症、不整脈など、様々な心臓の病気が進行した結果、心臓の機能が弱っている状態です。心臓のポンプ機能が落ちて十分な血液を送り出すことができず、血流のうっ滞が起こり(うっ血)、様々な問題が生じます。むくみ、体重増加、呼吸苦などが起こり、心不全が進行すると日常生活を送るのにも支障をきたすようになります。治療としては元の心臓の病気の治療に加えて、症状を良くする薬や、心臓が少しでも長持ちするようにする(予後を改善する)薬など、状態にあった薬を使い分ける必要があります。

慢性頭痛(片頭痛、緊張型頭痛)

慢性頭痛の原因として片頭痛、群発頭痛、緊張型頭痛などがあります。片頭痛は2040代の女性に多く、月経に関連する場合もあり、症状としては月に12回、多いときには週に23回発作的に頭の片側や両側がズキズキ痛み、体を動かすと痛みがひどくなり、悪心・嘔吐を伴ったり、音や光に敏感になります。治療としては発作時の頓服と、予防薬を使い分けます。緊張型頭痛はストレスも引き金となり肩や首すじのこりとともに、頭が締め付けられるような痛みで、毎日のようにおこりますが、それほど強い痛みではないことが多いです。肩こりに対して漢方薬や緊張をほぐす薬を使ったり、痛み止めを使ったりします。

排尿障害(前立腺肥大、過活動膀胱)

尿が出にくくなったり、膀胱に尿をためにくくなったりする状態です。男性では加齢とともに前立腺肥大が起こり、排尿困難や頻尿が出現します。過活動性膀胱による切迫性尿失禁は女性の多い病気です。前立腺肥大による排尿障害では尿をスムースに出しやすくする薬を、過活動性膀胱で膀胱におしっこをためやすくする薬を処方します。

 不眠症

不眠症とは、寝つきが悪い、眠りが浅く途中で何度も目が覚める、早朝に目覚めて二度寝ができないなどの睡眠障害があり、そのため日中に倦怠感、意欲や集中力の低下、食欲不振などの不調が出現する病気です。原因はストレス、精神疾患、神経疾患、アルコール、薬剤の副作用など多岐にわたり、不眠症患者は加齢とともに増加します。睡眠障害のパターンに応じて薬剤を使い分ける必要があります。また不眠の背景に睡眠時無呼吸症候群、レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)、周期性四肢運動障害、うつ病などがある場合は背景疾患の治療が必要です。

貧血

赤血球の中の酸素を運搬する役割のヘモグロビンの濃度が下がった状態です。症状としてはふらつき、立ちくらみ、倦怠感、労作時呼吸苦などがあります。多いのは材料である鉄の欠乏で、特に女性は月経による失血で生じやすい病態です。腎不全でも造血の指令の腎臓から出るホルモンが減ることによって起こります。他にはビタミンB12や葉酸、亜鉛や銅の不足、造血の場所の骨髄の病気、甲状腺機能低下症や遺伝性の病気でも起こることが知られています。

骨粗鬆症

骨粗鬆症とは、骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気で、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。骨折が生じやすい部位は、背骨(脊椎の圧迫骨折)、手首の骨(橈骨遠位端骨折)、太ももの付け根の骨 (大腿骨頚部骨折)です。骨は絶えず、新たに作られること(骨形成)と溶かして壊されること(骨吸収)を繰り返しています。このバランスが崩れることで、骨が弱くなっていきます。骨粗鬆症は、特に閉経後の女性に多くみられ、女性ホルモンの減少や老化と関わりが深いと考えられています。骨密度検査やレントゲンで診断し、治療としてはカルシウムやビタミンDの補充、骨形成の促進や骨吸収の抑制にはたらく飲み薬や注射薬を用います。

消化器疾患

食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門などの消化管と、肝臓、胆のう、膵臓など食物の消化にかかわる臓器の病気です。これらの病気では胸やけ、逆流、嘔気や嘔吐、腹痛、下痢、便秘など様々な消化器症状が見られます。かかりつけ医では多くの患者さんで、逆流性食道炎、胃炎、胃・十二指腸潰瘍に対して制酸剤などの胃薬、便秘に対して緩下剤や刺激性下剤の処方などを行っています。また胃カメラや大腸カメラ、腹部エコーで、食道がん、胃がん、大腸がん、肝がん、膵臓がんなど様々ながんの早期発見に努めています。

循環器疾患

心臓の血管が細くなったり詰まる病気である心筋梗塞や狭心症は状態が落ち着いていれば、かかりつけ医で血液をサラサラにする薬や血管を広げる薬の処方を継続します。また脈が不規則になる心房細動はよく見られる不整脈のため、脈の状態が落ち着いていればかかりつけ医で脈を整える薬や血液をサラサラにする薬で様子を見ます。心不全を起こしたり、状態が急に変わった時は循環器内科など専門の先生と連携しながら治療を進めていきます。

呼吸器疾患

呼吸器疾患では咳、痰、呼吸困難などの症状が起きます。気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD、肺気腫)に対しては気管支拡張やステロイドの吸入を用いて治療を行います。また慢性閉塞性肺疾患(COPD)や間質性肺炎などの病気が進行して慢性呼吸不全に至れば、在宅酸素療法が必要なる場合もあり、その管理も行います。

腎疾患

ゆっくりと進行する種々の腎疾患により起こる腎障害が慢性腎臓病の原因となり、腎臓病が進行して腎臓が弱ってしまった状態が慢性腎不全です。病気が進行してくると、むくみ、体重増加、倦怠感、食欲低下などの症状が出てきます。かかりつけ医では慢性腎臓病や腎不全に伴う合併症(高血圧、貧血、電解質異常)の管理と、病気の進行の抑制を行っています。

免疫疾患

状態の落ち着いた関節リウマチや、全身性エリテマトーデスなどの膠原病の管理を行います。免疫疾患ではステロイドや免疫抑制剤を用いることも多く、血圧や血糖値、易感染性などの薬の副作用にも気を付けながら治療する必要があります。

 脳神経疾患

脳梗塞や脳出血をまとめて脳卒中と言います。状態が安定した陳旧性の脳梗塞では血液をサラサラにする薬で治療します。また脳梗塞も脳出血も血圧管理が重要ですので、かかりつけ医では血圧の薬の管理を行います。慢性頭痛の管理はかかりつけ医で行いますが、頭痛の中にはくも膜下出血、髄膜炎、脳出血、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫などが引き起こす危険な頭痛もありますので、初めての頭痛や今までとは違う頭痛があれば必ず相談して下さい。

精神疾患(適応障害、不安障害、うつ病)

適応障害とは、日々の様々なストレス(対人関係、仕事のプレッシャー、生活の変化など)にうまく対処することができない結果、さまざまな精神症状や身体症状、あるいは行動面に変化が現れて、仕事や日常生活を通常通りに行うことが困難になる状態です。ストレスの多い現代社会において適応障害は誰にでも起こりうる非常に身近な心の病です。治療としては薬物療法や、何よりも休養や環境調整(ストレスを取り除く)が重要です。うつ病とは、社会生活がおくることが困難なほどに気分が落ち込んでしまい、活動に対する興味や喜びも減少してしまう病気で、適応障害とは異なり環境調整だけでは対処は難しく、薬物療法が必要です。不安障害には社交不安障害、強迫性障害、パニック障害、広場恐怖症、全般性不安障害などがあり、例えば社交不安障害は人前で過度に上がったような症状が出てそれにより社会生活が制限されたり、強迫性障害は心が何かにとらわれてしまって払いのけることができない強迫観念や不安にとらわれて何かの行為をすることを止めることができない脅迫行為という症状が見られます。精神科受診をためらわれている方はぜひ当院で相談して頂ければ、かかりつけ医でも治療可能か、専門家の意見を聞く必要があるか判断します。