そろそろ花粉症の症状が出始めた方も多いのではないでしょうか。スギやヒノキなどの花粉によって引き起こされるアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アレルギー性皮膚炎などのことを花粉症と言い、日本人の4割ほどの有病率という報告もあり、毎年お悩みの方も多いと思います。今年もそろそろスギ花粉の飛散が始まり、飛散量は例年と変わりない予測です。スギ花粉は2月から3月にかけて、ヒノキ花粉は3月から4月にかけてピークを迎えていきます。急に暖かくなる日には花粉の飛散量が急増するので注意が必要です。
花粉症の症状としては、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、頭重感、目のかゆみや充血、目のまわりの腫れ、皮膚のかゆみや赤み、皮膚のかさつき、咳、痰、喉のいがいが感など多岐に及びます。一部は風邪の症状とも似ていますが、例えば発熱なく1~2週間以上症状が続く場合は、風邪ではなく花粉症の可能性を考えます。
花粉症の日常生活における対策は、花粉の吸入・接触を避けることです。花粉は空気中に舞っており、外で洋服に付着することや、窓を開けて換気することで部屋の中にも入ってきます。したがって、外ではマスクをし、さらに部屋の中に花粉を持ちこまないことも重要です。例えば、窓を開けて換気するのではなく空気清浄機を使用する、洗濯物は部屋干しすることが対策となります。ただやはりお薬も使わないと症状を抑えるのに不十分なことも多いかと思います。
当院では花粉症の診療を行っております。花粉症の診断には血液検査でアレルギーの検査を行ったり、診断的治療としてアレルギーを抑える薬の効果も見ていきます。
花粉症の治療は、飲み薬、点鼻薬、点眼薬、眼瞼クリームなどで行います。従来の花粉症治療薬は眠気を催すものが多かったのですが、眠くなりにくくある程度の効果が期待できる薬も開発されています。早めに症状が出るくらいか少し前から薬を使用していくことで、花粉飛散のピーク時の症状を軽くする効果が期待できます。お薬の効果が安定するには1~2週間かかるとも言われており、早めに薬の服用を始めて、花粉飛散時期には薬が効いている状態が理想です。
また重症な方で血液検査も行い条件を満たす方のみ、費用もかかりますがゾレア®という注射の治療を行う事も可能ですので、ご相談ください。
さらに少しでも花粉症を軽くする治療として、舌下免疫療法という治療があり、現在のところスギ花粉(とダニ)のみが対象ですが、スギ花粉の飛散が終わる5月中旬よりスギ花粉症に対する舌下免疫療法を合わせて行うことも可能となります。3年から5年治療して効果のある治療法となります。詳しくはこちらのページもご覧ください。
花粉症の症状がひどく、日常生活や勉強・仕事などに影響も出るなど、お困りの方は是非当院にお気軽にご相談ください。
かけはしファミリークリニック 院長 渡邉

